あしたのあたし

どんなふうに生きようか。

感覚鈍麻

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使用カメラ:ナチュラクラシカ

 

感情や感覚鈍麻 その人は感情が平板化し、仮面のように顔の表情が乏しくなります。 心の動きはあるかもしれませんが、やさしさを受け取ったり、手伝ったりできるにもかかわらず、外見上の表情が少なくなります。 この徴候は障害の進行に伴って更に目立ってきます

 

私はもともと

いろんな意味で感覚が敏感な方の

生き物だと思います。

 

なんでもないことで感動して

涙を流しまくる人間でした。

 

それは実はすごく素敵なことだし

自分の中の財産でもあります。

 

でも逆に言うと、空を仰ぎながら花を見て

「なんてきれいなんだろう」と感動しながらも

 

些細なことで深く傷ついてしまう

壊れやすさも併せ持っているんだと思います。

 

音楽が好きで、中学生のころから

好きな曲を集めたカセットをいくつも作って

いたんですが

 

ある時から、日本語の曲を聴くことを

避けるようになりました。

 

 

単純に洋楽が好きになったからというのも

ありますが

私は感動させられることから逃げるように

なったんだと思います。

 

その言葉に感情を動かされて

涙したりすることが

怖くなったのかもしれません。

 

でも最近は明らかに

それとは違った意味で感情が動かず

精神科で統合失調症の診断を受けてから

感覚鈍麻という症状があると知り

なんだか納得できています。

 

あんなに感情を揺さぶられることから

逃げていたのに

いざできなくなると寂しいものです。

 

 

最近は服薬治療を始めたおかげか

不意に涙がでるようになり

泣くことができるようになりつつあります。

 

まだ日本語の曲を聴いて歌詞に注目する

ことはできませんが

 

自分の琴線に触れてしまいそうな音楽も

少しずつ聴くことができるように

なってきました。

 

英語はそんなに得意ではないので

歌詞の意味は全くわからないのに

 

その旋律だけで

慟哭しそうになる曲があって

人間の、というか自分自身の感情の

複雑さを思い知らされています。

 

いや、逆にものすごく

単純なんでしょうね。

 

youtu.be

 

旋律に導かれながら

涙を流してデトックスしてみるのもまた

私だからこそできること、の一つなので

大切にしたいと思います。