使用カメラ:ナチュラクラシカ
世の中にある、いわゆる一般常識的な
「正しさ」というものについては
ある程度理解しているつもりでいます。
今どうすることが正しいのか
どうしないことが適切なのか。
そういったことを識別する能力はあるのですが
それに従うことに関しては
あまりできていない気がします。
それが正しいとわかっていても
そこに向かって足を踏み出せないこともあれば
そうしない方が絶対良いとわかっているのに
そうしないと気が済まなかったり。
間違えているとわかっていても
自身の価値観や思考回路のなかでは
自分なりに理屈があったり
本能として衝動的に突き進んでしまうこともあります。
そう考えると
今までの人生の中で、私はたくさんたくさん間違えてきました。
だけど、「間違えちゃったかもな」とは思っても「情けない生き方をしている」とは思っていません。
時折、第三者から間違いを指摘されると
そんなことわかっているのに、と悲しくなったり憤りを感じたりしてしまいます。
「正義」とか「完璧な正しさ」というものは
時に誰かをひどく追い詰めるんだと思います。
きっと。