あしたのあたし

どんなふうに生きようか。

復活してほしいもの

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今週のお題「復活してほしいもの」に参加してみました。

 

私はフィルムカメラが大好きなんですが

最近はスマートフォンのカメラでもすごく綺麗に撮影できるし

いろんな加工アプリがあって、それらを組み合わせることで

わざわざフィルムカメラで撮らなくても、自分好みの

フィルムライクな写真を撮ることができます。

 

 

でも、それでも「わざわざ」面倒くさい作業を経て

出来上がってくるフィルム写真が大好きです。

 

カメラ自体も製造していなかったり、フィルムも購入できる

ものはどんどん限られてしまい、値段も高騰しています。

 

現在、フィルムカメラトイカメラを含めると

10台近く所有していますが、どのカメラを使おうか

どのフィルムを装填しようか、から始まり

 

どの場面を、どの瞬間を、どんなふうに切り取るかを

考えながらシャッターを切る作業は

とても時間がかかり、フィルム一本撮り終えるのに

何か月もかかったりしてしまいます。

 

 

そして、そのフィルムをどこのラボで現像してもらおうかと

想いを巡らせ、やっと仕上がった写真を目にする瞬間は

その一枚一枚に愛おしさすら感じます。

 

私は現像する技術を持ち合わせていないので

絶対に自分一人では完結できない作業。

出来上がるまで、どんなふうに撮れているのか

確認できなかったりすることも

スリルがあって面白いです。

 

そして、写真には正解がなく

私が素敵だと思えばそれは誰が何といおうと傑作。

 

一見すると失敗に見えるような

思いがけない光の入り方やブレ方も

それが魅力になることが多く

何が成功で失敗なのかあやふやな所も

フィルム写真の魅力です。

 

このカメラはMinoltaのX700という機種で

単焦点レンズを使用しています。

 

ファインダーをのぞきこみながら

ピントを合わせる作業は

私を無心にさせてくれる、とても貴重な瞬間です。

 

まだ決して終わってしまったわけでも

なくなってしまったわけでもないのですが

 

復活して欲しいと思うものの一つです。